
ファミコンウォーズは、1988年8月に(株)任天堂から発売された、任天堂ファミリーコンピューター(以下、Famicom)用ゲームソフトです。Famicom用として初めての、現代戦争を舞台とした戦略シミュレーションゲームとして有名です。
現代戦争の戦略シミュレーションゲームといえば、(株)システムソフトのPC用ゲーム「大戦略」が知られていますが、その「大戦略」のFamicom版も、同年の末に発売されています。1988年は、パソコンを買うことが出来ないFamicomユーザーにとっての「戦略シミュレーションゲーム元年」と言えます。
ファミコンウォーズのゲームシステムは基本的に「大戦略」に沿っており、兵器を生産し、都市を占領し、敵兵力を壊滅させ、敵拠点を制圧すると言う標準的なものです。「大戦略」との最大の違いは、移動単位が大戦略で使われるHEX(6角形)ではなく4角形である事、兵器名が実名ではなく戦車A・戦闘機Bというように略称されている事の2つです。
ファミコンウォーズ・兵器生産
そのストーリーは、レッドスター(米国)軍とブルームーン(日本)軍が、とある戦略的要所の列島拠点(ラバウル東方?)で戦い、最終的に敵軍の最大拠点(最終面)を陥落させ、制圧するというものです。戦略的要所の列島拠点は合計15ヶ所、レッドスター・ブルームーン両軍の最大拠点がそれぞれ1ヶ所づつと、計17面有ります。各拠点の戦略的状況は様々で、それら全てを攻略すること自体が、最終面に向けての訓練にもなっています。
ファミコンウォーズ・戦場選択
難易度については、レッドスター(米国)軍の方が戦略的状況・兵器性能において有利になっており、さらに行動順番が先という優位性も有ります。コンピューター対戦(キャンペーン)においては、IQ100とIQ200の2つの難易度を選ぶことが出来ます。「大戦略」経験者なら、レッドスター+IQ100は楽に完全攻略出来ると思いますが、ブルームーン+IQ200は「大戦略」上級者向けで、レッドスター軍の最大拠点の攻略はかなりてこずると思います。
ファミコンウォーズ・オプション画面

IQ 100:敵軍の兵器性能劣
IQ 200:敵軍の兵器性能優
何故か、中間(兵器性能対等)が無い...
ファミコンウォーズは、「大戦略」経験者にとっても満足できる良質な戦略シミュレーションゲームであると同時に、全くの未経験者に戦略シミュレーションゲームがなんたるかを知らしめたという、テレビゲームの歴史に確かな足跡を残した名作です。
ファミコンウォーズ・戦術画面
赤:高射砲 青:輸送ヘリ
6/9 2001
Written by CZ-600C
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